帯付きで外出するのはダメなの?着物の羽織と道行と道中着の話

お天気の良いときは着物でお外に繰り出したいですね。

私は着物のまま街を歩きたいと思っています。

着物の柄などを見せびらかしたいと思っているのですが、着物を心得ている人は、「帯付きで出かけるのはダメ」という考えがあるようです。

「帯付き」って何のこと?

帯付きとは、着物を着て、帯を締めた着物姿そのままの事です。

着物のうえには羽織や道行などの羽織物を付けていない状態のことです。

最近の雑誌やネットでも、着物を奇麗に見せるため羽織物が無いまま撮影されたり、洋服の時に上着のないまま行動することもあるので、着物の時もそれでよいと思っていました。

羽織物は、昔は格を見せるもの。今は汚れ対策。

昔、帯付きで出歩くのは恥という考えがありました。

羽織などを着ずに帯付きで出歩くのは遊女や玄人の女性という蔑視的な思想があったころです。

その名残からか、帯付きで出歩かないことがマナーという習慣が根付いたようです。

ですが、最近ではそういった考え方はだんだん薄れてきました。

それよりも、機能重視になってきたようです。

・汚れを防止する。

・人などとの摩擦から守る

・刺繍などの装飾を守る

・紫外線などで変色することから守る

・防塵・防カビ対策

など。

着物よりも帯のほうが高価という場合もあります。

お太鼓は背中にあるため目で確認できません。

知らず知らずに汚したり、傷つけたりしないための対策として羽織物を着用する考えの方が増えてきているようです。

どんなものを羽織ればいいの?

羽織るものに種類があります。

・羽織(はおり)

羽織は羽織物の定番です。

洋服で言うジャケットやカーディガンと思ってください。

ジャケットやカーディガン同様、室内では脱ぐコート系に対し、羽織そのまま室内で着用していても良い羽織物です。

羽織にも格の差があり、紬や小紋で出来た羽織は普段着用として着ます。

①はリラックスモード

②は①よりも丈を長くしてファッショナブルに

黒羽織に五つ紋の付いたものは冠婚葬祭などの改まった席で着用できます。

ちりめんや綸子(りんず)生地などで仕立てて優雅にお出かけを楽しむアイテムにもなります。

・道行(みちゆき)

道行は着物のコートの王道です。

礼装時のコートは道行を着用します。

襟繰りが、四角く開いていているのが最大の特徴です。

開き具合で、印象が変わります。

打ち合わせはボタンで留めるようになっているので着物の上から気やすいです。

昔からよく見る形で、ビロードの赤い道行などは見たことがあると思います。

道行はコート系なので、室内に入ったら脱いで帯付きな状態になります。

・道中着(どうちゅうぎ)

カジュアルなコート系です。

打ち合わせが着物の襟に沿っている形です。

道行がボタンで留めていたのに対して、道中着は紐で結んで留めます。

紐の種類も色々あり、好みの形を演出できます。

道中着はカジュアル向けですが、生地の素材を紋縮緬などにすると格が上がり、礼装に合わすこともできます。

仕立て時に長さを好みに合わせて作ることが出来ます。

道中着もコート系なので、室内では脱ぎます。

道行や道中着を脱ぐ際、風呂敷や三角袋などを持参して持ち運びを楽にすると良いです。

まだまだいろいろある羽織物

雨天用に雨コート

お誂えで購入すれば体に合わせてもらえるので楽に切れますが、プレタ物も良く出回っています。

道中着のような形や二部式になっているものがあります。

雨の日だけでなく防塵や傷防止に使用できます。

まだコートが無いという方は1つ持っておくと3役をこなしてもらえるので重宝します。

ポンチョ

道行よりも裾が広り、丸み帯びた形のものです。

前開きになっているので着物の上から着やすいです。

洋服のポンチョでも対応できます。

ショール

とっても重宝するアイテムです。

洋服用のショールで対応できますが、なるだけ大きなものが良く、上半身をしっかりと包む大きさが良いです。

ショールを着物の上から羽織るときは衣文のカーブ(衣文の下あたり)に沿って羽織ると奇麗なシルエットになります。

レースの羽織

春先や秋口の涼しいころにあるとおしゃれな1枚。

奇麗な着物の柄が透けて見えるところがオシャレの極みです。

防寒対策にこんなもの

コートやポンチョ、ショールを着ても、金野は襟足が出てしまいます。

そこから寒さを感じてしまいますが、襟元にマフラーやスカーフを一播きすると防寒になります。


カバンに1枚入れておくと、不意の寒さに対応できます。

帯付きでも平気!帯を守る工夫があれば後は個人の自由です!(まとめ)

帯付きで外出することは、昔の習慣からダメという意見する方もいると思いますが、「帯付き」の言葉を知る人も少なくなってきました。

現在は、帯や着物を地理や傷から守るために羽織物を着るようになっています。

羽織物には羽織・道行・道中着などいろいろな種類があります。

礼装時、カジュアル時をわきまえて羽織るものを身につけましょう。

雨よけコートは塵除け・傷よけ・雨よけの3役ができます。

コートや羽織を着ても襟繰りは開いているので、襟元の防寒対策も考えましょう。

この記事の執筆者

名前:なちゅめ

洋装でも上着を忘れてしまいがちですが、着物の時は袖があるのでなるだけ軽くしたいと思ってました。

着物や帯を守るためだったのかって改めて思いました。

割烹着だって寒さよけだけならいいんじゃなかって思いますw

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